妹の恋人 恋愛映画の英語のセリフ・名言、ネタバレあらすじ
妹の恋人(1993年)
ジョニー・デップ主演作品。
純粋で気の優しい青年が、精神を病んでいる女の子の心を癒すハートウォーミングなストーリーです。
主役を演じた3人(ジョニー・デップ、エイダン・クイン、メアリー・スチュワート・マスターソン)がそれぞれに素晴らしく、特にジョニー・デップのパントマイム芸は必見です☆
映画の英語のセリフ・名言
ベニーは自動車修理工場で働きながら、両親が亡くなって以来心を病んでいる妹のジューンの面倒を見ています。
ベニーはジューンを何よりも大切にしていますが、彼女の世話をするのは大変。
仕事が終わったらすぐに家へ帰らなければいけないし、ガールフレンドを作ることもできません。
そんなベニーを見かねて友人が「ジューンを施設に入れた方がいい」と忠告します。その友人のセリフです。
for your own good
あなた自身のために
can you do this to yourself ?
自分自身にそれができるか?
literally 文字通り
pass by 通り過ぎる
そんな友人に対して、ベニーはこう答えます。
ベニーのセリフです。
have a relationship 恋愛関係を持つ
fit in うまくいく、適応する
ベニーはジューンの世話を続けていくことに自信がなくなり、彼女を施設へ預けることを考え始めます。
そんなある日、ふとしたことから、友人のいとこである変な青年・サム(ジョニー・デップ)が彼らの家に泊めることに。
サムは普通の人とはちょっと違って、ずれている。
ほとんど話さず、お得意のパントマイムが人とコミュニケーションをとる彼の方法みたいなのです。
次から次へと披露されるそのパントマイムが、滑稽でキュート☆
人と関ることが苦手なジューンも、サムに対しては心を開き、明るくなっていきます。
サムとジューンは仲良くなるにつれて自然に恋人同士の関係になりますが、それを知ったベニーは激怒します。
サムを家から追い出し、ジューンを施設に入れると脅すベニー。
そんな彼に対して、サムが言うセリフが印象的でした。そのセリフです。
look up to ~ ~を敬う、賞賛する
I can't look at you at all.
以前は尊敬していたけれど、今ではもうできない、というニュアンス。
普段は口数の少ないサムのこの言葉がずしんと心にきました。
なぜベニーが不安なのかというと、ジューンをサムにとられて失ってしまうことを恐れているからなのですね。
子どもの頃からずっと大切にしてきた妹。
ベニーには彼女を守ってあげられるのは兄である自分だけだという気持ちがあったのかもしれません。
でもそれは兄であるベニーのエゴであり、過保護になるあまりジューンの自立を妨げてしまっていた。
無口でありながら冷静にそのことを見抜いていたサムに胸がどきりとしました。
ベニーはサムの言葉にはっとなり、自分のエゴを押し付けてしまったことを反省して、本当にジューンの求めていることを彼女に尋ねます。
それに対してジューンの答えるセリフです。
be tired of~ ~にうんざりしている
どうしたらいいのかわからない、と途方に暮れるジューンの前に、窓辺にブランコに揺られながらサムが現れるシーンには、じんとしてしまいました。
ジューンは、自分が本当に求めているのはサムであることを、その瞬間に知るのですね。その笑顔が素敵です☆
心が優しく温まるファンタジックなラブストーリーでした(^^)