ふたりのパラダイス ネタバレあらすじ、映画の英語のセリフと名言
ふたりのパラダイス(2012年)
ニューヨークで都会生活を楽しむ夫婦が、成り行きによりヒッピー・コミューンに滞在することになり、価値観の異なる人々と生活を共にするうちに、自分たちの人生や夫婦関係を見つめ直していくという物語。
主役の夫婦を演じたポール・ラッドとジェニファー・アニストンの組み合わせが相性ぴったりで良かったです☆
皮肉屋の夫・ジョージと、やりたいこと探しの真っ最中の妻・リンダ。
けんかも多いけれど仲の良い夫婦で、ふたりのとぼけた調子も楽しく親しみが湧いてしまいます(^^)
「ふたりのパラダイス」あらすじ(ネタバレあり)
都会っ子でニューヨークが大好きのジョージとリンダは、ある日ジョージが仕事を失ってしまったことから、彼の兄を頼ってアトランタへ向かうことになります。
その旅の途中で、うさんくさいヒッピーコミューンに一晩泊めてもらうことに。
初めは戸惑っていた二人でしたが、彼らに温かく迎えられて古くからの友達のようにもてなされて、感動してしまいます。
物やお金にとらわれない彼らの価値観に共感した二人は、試しにしばらくコミューンに滞在してみることにします。
自給自足の生活や、何であれ物を共有するという彼らのルールに、ジョージとリンダが何とか馴染もうとする様子が、面白おかしく描かれています。
映画の英語のセリフ
コミューンの人々は「何でも隠さずに真実を言う」というグループ・セッションを催し、ジョージとリンダにお互いについて本音を言い合うことを勧めます。
そしてリンダがジョージについて語るときのセリフです。
彼女はジョージが皮肉を言うのが好きではないと打ち明けます。
sarcasm 皮肉
confrontation 対面、対決
get into uncomfortable confrontations 不愉快な事柄と対面する
humor 調子を合わせる、機嫌をとる
リンダがまじめに聞いてほしいときでも、ジョージは皮肉で混ぜっ返してしまうので、彼女は親身になってくれるような気がせずに不服なのですね。
それに対してジョージはリンダにこう言い返します。
appreciation 感謝
fancy 気まぐれな空想
flight of fancy 気まぐれな空想の思いつき
stick with ~を貫徹する
major 専攻科目
figure out one's major 専攻科目を何にするか決める
ここでは 何をやるのか探している、という意味で使われています。
写真であったり、イラストであったり、カフェであったり、やりたいことがコロコロと変わる気まぐれなリンダに、自分の抱いている不満をぶちまけるジョージ。
リンダはそれに対して、ジョージの言うことは正しいと言います。そのセリフです。
commit 関る、打ち込む
もう大人なのにいつになっても自分のやりたいことが決められない、
そんなリンダにちょっと共感してしまいました。
お互いについて隠さずに本音を打ち明けあうことで、理解を深めてより良い関係を築く、それがセッションの意義であると思うのですが、みんなその後薬が効いてハイになってトリップしてしまい、その辺はうやむやになってしまうのが何だかおかしかったです(笑)
さて、コミューンの生活の中でジョージとリンダの関係にすれ違いが生じていきます。
そこへコミューンのリーダー的な存在であるセス(ジャスティン・セロー)が割って入り…
ラストは何となく予定調和的な感じがしないでもないですが、リーダーのセスや、ジョージの兄など、登場人物たちのキャラがエキセントリックで際立っていて面白く、とにかく笑いながら楽しく観られる作品でした。
行き詰った時は価値観の全く異なる人たちと接してみると、思わぬ道が開けるものなのかもしれませんね(^^)