読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画の英語の名セリフ、名言集。おすすめ洋画のあらすじ

映画の英語の名セリフ、名言を紹介するブログです。洋画の印象的な名シーンや名場面の会話の英語の台詞とフレーズを解説しています。感動ドラマ、泣ける映画、恋愛映画、コメディ、名作映画のストーリーのあらすじ(ネタバレ)、評価や感想を書いています。英語の勉強も。

スポンサーリンク

わたしを離さないで 映画の英語のセリフと名言、ストーリー(ネタバレ)

スポンサーリンク

わたしを離さないで

(2010年)

 

カズオ・イシグロの小説を映画化した作品。

主人公はクローン技術で「複製」された少年少女たち。

彼らが作られたのは臓器を提供するため…

残酷で、儚く、胸をえぐられるような物語ながら、美しい映像とともに、心に残る映画でした。

 

f:id:rabana:20150622145403j:plain

 

映画のストーリー(ネタバレあり)と英語のセリフ・名言

 

キャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)は、英国の緑豊かな地方の寄宿学校・ヘールシャムで一緒に育ちました。

 

その学校には謎めいた雰囲気があり、外部の世界から完全に遮断され、学長(シャーロット・ランプリング)の管理の下、厳格に運営されています。

 

ある日、新任の若い女性教師(サリー・ホーキンス)が、生徒たちに向かって

「あなた達が大人になったらどうなるでしょう?」という話をします。

彼女のセリフです。

 

f:id:rabana:20150622145505p:plain

 

 

set out         提示する

 

briefly          短く、簡潔に

 

donate        贈与する

 

vital organs       生命の維持に必要な臓器

 

 

女性教師のこの衝撃的なセリフで、ヘールシャムの生徒たちが臓器提供のために作られたことが明らかになります。

彼らは通常の人間からクローン複製された子どもたちで、大人になったら臓器を提供するという役目があり、自分の生を全うすることはできないのでした…。

 

彼らは死ぬまで何回も臓器を提供しなければいけない。

何て残酷な物語なんだろうと思います。

 

でも彼らは自分の運命を静かに受け入れ、ひたむきに自分達の命を生きようとします。

 

彼らが18歳になると、寄宿学校を出て、農園のコテージで共同生活を始めます。

キャシー、ルース、トミーの三人の間には特別な絆がありますが、ルースとトミーが付き合い始めたことで、トミーをずっと愛していたキャシーは傷つき、コテージを去る決心をします。

一緒に育った三人は、初めて別れ別れになります。

キャシーがそのシーンを振り返って口にするセリフです。

 

f:id:rabana:20150622151512p:plain

it never occurred to me          ~であるとは思いも寄らなかった

 

interwoven         interweave の過去分詞

interweave          織り込む、編みこむ

 

unravel          解ける

 

keep hold of ~             ~を掴んでいる

 

tide           潮

 

pull  ~  apart             ~を引き離す、ばらばらにする  

 

 

ずっと一緒にいた親しい友人との別れ。

「こんなに急速にばらばらになってしまうとは思いもしなかった」

「知っていたなら、彼らをもっとしっかりつかんで離さなかったのに」

キャシーのこのセリフからは、青春期の友人との別れの切ない心情が伝わってきますね…

 

彼ら三人はその後疎遠になり、10年近く経った後で、再会することになります。

 

キャシーは臓器提供をするドナー達の介護人として働いて、ルースとトミーは臓器提供を何度か経験しています。

 

3人は10年前に戻ったように、浜辺へ日帰り旅行をします。

 

その後、ルースは三回目の臓器提供で命を落とします…

 

キャシーとトミーはお互いへの愛を確かめ合いますが、ほどなくしてトミーもまた臓器提供で亡くなります。

 

キャシーも介護人としての勤めを終えて、臓器提供をするのを待つ身に。

 

ラストの彼女のセリフです。

 

f:id:rabana:20150622153022p:plain

save           救う

 

live through     生き抜く

 

 

「本当に何を生き抜いたのか、私達の誰も理解することはないのだろう。

十分な時間を持てたと感じることもないのだろう」

 

キャシーのこの言葉が心に残りました。

 クローン人間としての彼らの物語ですが、私達みんなに当てはまるように思いました。

 

 臓器提供のために作り出された命。

過酷な運命を静かに受け入れて、ただひたむきに生きようとする主人公達の姿に胸が熱くなりました。

観終わった後に、不思議に静かな余韻を残す作品です。