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映画の英語の名セリフ、名言集。おすすめ洋画のあらすじ

映画の英語の名セリフ、名言を紹介するブログです。洋画の印象的な名シーンや名場面の会話の英語の台詞とフレーズを解説しています。感動ドラマ、泣ける映画、恋愛映画、コメディ、名作映画のストーリーのあらすじ(ネタバレ)、評価や感想を書いています。英語の勉強も。

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イングリッシュ・ペイシェント 映画の英語のセリフ、名言、あらすじ(ネタバレ)

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イングリッシュ・ペイシェント

(1996年)

 

第二次世界大戦下の、北アフリカの砂漠を舞台にした、壮大な恋愛ドラマ。

 

プロペラ機が砂漠の上空を飛ぶ美しい冒頭のシーンから、ロマンたっぷりです。

その小さな飛行機には操縦している男と、眠り込んでいるかのような美しい女が乗っている。

爆撃を受けて飛行機は墜落して炎上してしまう…

 

この冒頭から壮大な物語の世界に引き込まれました。

砂漠の映像の美しさ、エキゾチック北アフリカの町、そこを舞台に繰り広げられる運命的な悲恋の物語…

 

 

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ストーリーのあらすじ(ネタバレあり)

 

看護師のハンナ(ジュリエット・ビノシュ)はイタリアの野戦病院で全身に大やけどを負った男(レイフ・ファインズ)の介護をします。

 

その男は記憶も名前も思い出せないといい、”イギリス人の患者” English patient  と呼ばれています。

 

恋人と親友を戦争で失い、絶望したハンナは、移動する軍隊についていかずに、そのイギリス人の患者とともに、地方の廃墟の家に残ることを決めます。

 

ハンナとその患者とは、どちらも戦争でかけがえのないものを失っており、その喪失感や絶望、孤独により、心を通わせ合っているかのようでした。

 

静かな廃墟で、ハンナの手厚い介護を受けながら、その男は少しずつ記憶を回想していきます。

 

彼の名はアルマシー。

かつて、北アフリカの地図を作るために遠征隊のチームの一員として働いていました。

 

そこで同じチームのメンバーであるクリフトン(コリン・ファース)の妻、キャサリンクリスティン・スコット・トーマス)と運命的な出会いを果たします。

 

寡黙で情熱的な冒険家のアルマシーと、上品で知的なキャサリン

 二人は一目見たときからお互いに惹かれ合うものを感じます。

 

 

英語のセリフ

 

 キャサリンは人妻なので、注意深く距離をおいていた二人でしたが、車が故障して砂嵐の夜をともに生き延びてから、思いを抑えきれなくなり、激しい恋に落ちます。

 

二人の会話のセリフです。

アルマシーはキャサリンに彼女が愛しているものについて質問します。

そして次に、彼女が憎んでいるものについて。

 

 

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owership           所有、所有権

 

 

キャサリンが最も憎むものは嘘。

したがって夫に嘘をつかなければならないことは、彼女にとってひどく辛いことでした。

 

そしてアルマシーの最も憎むのは、所有されること。

キャサリンを愛しながらも、束縛されるのはいやだと彼は言います。

 

彼はアフリカの砂漠を愛し、何ものにもとらわれない探検家の自由な精神を持った人なのでした。

キャサリンはアルマシーのそんなところに惹かれたのかもしれません。

 

戦争中のため、明日生きるか死ぬかもわからないという状況に駆り立てられて、二人の恋愛は盛り上がります。

 

 彼らは関係を続けますが、ついに夫に嘘をつくことに耐えがたくなったキャサリンは、アルマシーに別れを告げます。

 

しかし夫のクリフトンはすでに二人の不倫関係を知ってしまっていたでした。

 

彼は深く妻を愛していて、キャサリンを乗せた飛行機で、アルマシーをも巻き込んで心中を図ります。

 

クリフトンは即死。

 

キャサリンも重傷を負い、アルマシーは動けない彼女を抱き上げて洞窟へと運びます。

そのシーンでの二人の会話のセリフです。

 

 

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drive ~ mad        ~をおかしくさせる

 

thimble           指ぬき

 

idiot         ばか

you idiot.     ばかね。

 

 

熱狂的で一途な性格のアルマシーに、

「あなたがみんなの頭をおかしくしたのをわかっている?」

というキャサリン

夫のクリフトン、そして自分自身のことも含めて言っているのですね。

 

彼女は以前に彼からもらったお土産の指ぬきをネックレスにして常に身に着けていました。

それに気がつくアルマシー。

 

「あなたをいつも愛していたのよ」

彼女の言葉を聞いて、アルマシーは涙を流します。

 

 

彼はキャサリンを洞窟へと連れて行きます。

 

「砂漠で死にたくない」と言う彼女に、「助けを呼びに行くよ。必ず戻って来る」と約束をして、アルマシーは途方もない長い距離をひたすら必死で歩きます。

 

しかし間に合わず、彼が洞窟へ戻ったときには、彼女はすでに亡くなってしまっていました…

 

キャサリンが彼に宛てて書き残したメッセージです。

 

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carry ~ out               運び出す

 

palace        宮殿

 

 

「あなたがやって来て風の宮殿へ運び出してくれることがわかっているわ。それだけを望んでいたの」

 

その言葉どおり、アルマシーは彼女の亡骸を抱き上げて、洞窟の外へ、風の吹く広々とした砂漠の世界へと運び出します。風の宮殿へ。

 

このシーンがとても悲しくて美しい…

 

その記憶を回想しながら、最後に優しくハンナに見守られて事切れるアルマシー。

彼の魂は記憶の中の、キャサリンと過ごした遠いアフリカの砂漠へと戻っていくかのようでした。

 

この映画の本当の主役は、砂漠なのかもしれません。

砂漠が人間の激情を呼び起こし、狂気へと駆り立てていく。

その悲劇の残酷さと、美しさ。

 

甘いノスタルジーを誘う音楽や、現在と過去の重なり合り響きあう映像の構成もすばらしい効果をあげていました。