映画の英語の名セリフ、名言集。おすすめ洋画のあらすじ

映画の英語の名セリフ、名言を紹介するブログです。洋画の印象的な名シーンや名場面の会話の英語の台詞とフレーズを解説しています。感動ドラマ、泣ける映画、恋愛映画、コメディ、名作映画のストーリーのあらすじ(ネタバレ)、評価や感想を書いています。英語の勉強も。

スポンサーリンク

サンシャイン・クリーニング 映画のあらすじ(ネタバレ)、英語のセリフ、評価

スポンサーリンク

SUNSHINE CLEANING (2008)

サンシャイン・クリーニング

 

エイミー・アダムスエミリー・ブラントが演じる30代の美人姉妹が主人公です。

 

それぞれ問題を抱えた彼女たちが、一念発起して事件現場のクリーニングというビジネスを始めるお話。

 その仕事とは、人が死ぬような事故や事件が起こった現場の後始末をするというもの。

 

それを女性二人でするというので、びっくりして観ていたのですが、初めは素人だった二人が、経験を重ねるうちにだんだんプロ意識を持って仕事をするようになる様子に感心してしまいました。

 

二人はそのビジネスを通して、家族間の絆、そして自分たちの人生について見つめ直していくことになります。

コメディタッチで楽しく鑑賞できました。

 

 

 

f:id:rabana:20150811151555j:plain

 

映画のあらすじ(ネタバレあり)

 

30代の姉妹、ローズとノラ。

 

姉のローズ(エイミー・アダムス)は高校時代はチアリーダーとして活躍していて、学園の人気者だったけれど、現在の生活はあまりぱっとしません。

シングルマザーで、8歳の息子を育てながら、メイドとして働いています。

そして学園時代のボーイフレンド(既婚者)と未来の見えない関係をずるずる続けています。

 

妹のノラ(エミリー・ブラント)はどの仕事も長続きせずに、まだ自立できなくて父親の家で一緒に暮らしています。

最近始めたウェイトレスのバイトもクビになってしまいました。

 

彼女たちは子どもだった頃に母親を亡くしてしまっています。

母親は心の病気だったようで、彼女たちが庭で遊んでいた間に、自殺をしてしまったのでした。

そんな悲しい過去が、姉妹の心に影を落としています。

 

 

英語のセリフ

 

母親を亡くして以来、ローズは妹のノラの面倒をみてきたようです。

そのため大人になった今でも、ローズはつい妹に対して説教をするような調子になってしまいます。

バイトをクビになったと聞いて、ローズがノラに言うセリフです。

 

f:id:rabana:20150803162056p:plain 

 

take pride in ~               ~に誇りを持つ

 

perceive                      認識する

 

 

「いつになったら、周囲から自分がどのように見られているのか、プライドを持てるようになるの?」

 

このローズのセリフには、「周りからどのように見られているのか」ということを彼女が常に意識していることが表れていますね。

妹のノラは、説教くさい姉をうっとうしがります。。

 

 

 ローズは息子を私立の学校に入れるためにお金が必要となり、メイドの仕事よりももっと割の良い仕事を始めようと思い立ちます。

 

そして無職のノラを説得して、事故現場の清掃業というビジネスを立ち上げることにするのでした。

 

凄惨な事故現場のクリーニングをするわけですから、大変な仕事です。

観ているこちらが心配になってしまいます…

 

彼女たちは初めは気分が悪くなったりしていましたが、徐々に慣れていき、プロフェッショナルに仕事をするようになっていきます。

 

ノラは初めのうちは嫌悪感でいっぱいで、姉のローズのために渋々仕事をしていたのですが、彼女は現場の清掃を通して、そこで亡くなった人たちに親密な感情を覚えるようになります。

 

ノラがある女性と仕事について話をしているときのセリフです。

 

f:id:rabana:20150803163655p:plain

 scene                     場面、現場

 

body                       ここでは遺体のことを指しています。

 

intimate                   親密な

 

 

事故現場の遺品に触れたり、写真を見たりするうちに、亡くなった人たちの人生に対して思いを馳せてしまうノラ。

 

彼女は突っ張っているようでありながら、とても繊細で情感豊かな女性なのだと思います。

 

彼女はいまだに母親の死の痛手を心の内に抱えています。

ノラが夜中の鉄道橋に登って、心を内をさらけだすように思い切り叫ぶシーンがあるのですが、とても切なくて涙を誘われました。

 

 

一方、姉のローズの方は、プロ意識を持って仕事に取り組むうちに、自分の仕事に対してプライドを持つようになります。

 

ローズは学生時代の同級生が開いたパーティーに参加し、自分の仕事について話をします。

「新しいビジネスを始めたの」と語るローズのセリフです。

彼女は仕事の内容を説明します。

 

f:id:rabana:20150803165212p:plain

profound                    深遠な、深刻な

 

circumstance              事情

 

 

事故現場の清掃業と聞いて、びっくりするかつての同級生たち。

 

ローズは、自分はもうただのメイドではなくて、ビジネスを始めたのよ、と彼女たちに知ってほしくて、仕事の話をしていたのですが、

 

「私たちは人が何か深刻で悲しい経験をしたときに、彼らを助けているの」

 

と話しているうちに、自分がその仕事に対して本当にプライドを持っており、好きであるということに気がつきます。

そのときのローズの表情が生き生きと輝いていて、美しいです。

 

ローズには他人からどう思われているかがとても大事で、だからこそ昔の同級生たちに会って自分のビジネスのことを話し、立派に思われたかったのですね。

 

でも、来てみたら取るに足らないつまらないパーティー。

ローズは同級生たちにどう思われるかにこだわっていた自分がおかしくなり、早く仕事に戻りたくなります。

 

しかしその日の仕事をノラ一人に任せてしまったために、大事件が起こってビジネスの危機に陥ってしまいます…

 

家族の絆によりその危機を乗り越えることになるラストは、爽やかで心が温まりました。

 

エイミー・アダムスエミリー・ブラントは対照的な姉妹をそれぞれ魅力的に演じています。

最後には別々の道を歩むことになるのですが、二人とも応援したくなりました^^