エターナル・サンシャイン 映画の英語のセリフと名言、あらすじ(ネタバレ)、レビュー
エターナル・サンシャイン(2004年)
別れてしまった恋人同士がお互いについての一切の記憶を消してしまう、という何ともユニークで奇想天外な物語。
ジム・キャリーが普段のコメディとは一線を画して、まじめで実直、ちょっと退屈な主人公のジョエルを自然体で演じています。
相手役の行動力に溢れたアクティブな女性・クレメンタイン役にはケイト・ウィンスレット。
その他、キルティン・ダンストやマーク・ラファロなど、存在感のある俳優たちが揃っています。
「記憶を消す」というビジネスがあるという設定が面白いですね☆
映画「エターナル・サンシャイン」英語のセリフ・名言
ジョエル(ジム・キャリー)は喧嘩別れした恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が、彼についての記憶を消してしまったことに腹を立て、自分も彼女についての一切の記憶を消してしまおうと、ある会社に依頼します。
そこで博士が彼が眠っている間に施術を行うのですが、記憶の中をさかのぼっていくうちに、クレメンタインと過ごした時間が思い出されていきます。
その記憶の中での二人の会話のシーンのセリフです。
open book 何の秘密もない人、明白なこと
I'm a open book
クレメンタインは「私は心を開いている」ということを告げているのですね。
constantly 常に
無口なジョエルに「もっと話をしてほしい」と言うクレメンタイン。
ジョエルの返事には「ずっと話していなくてもコミュニケーションはとれるだろう?」というニュアンスが込められていますね。
それに対してクレメンタインが答えます。
intimacy 親密な関係
無口なジョエルが心を開いてくれないように感じられて、物足りなさを覚えているクレメンタインの気持ちが伝わってくるセリフです。
そのときはわからなかったけれど、皮肉なことに記憶を消す段階になって、彼女の気持ちがジョエルにわかるのですね。
それ後も次々に彼女との思い出がよみがえってきて、彼は懐かしさを覚え、「もうこれ以上忘れたくない」と思います。
二人の思い出の中でも特に美しい、凍ったチャールズ川でのシーン。
ジョエルがクレメンタインに言うセリフです。
クレメンタインと一緒にいるだけで、これ以上ないくらい幸せだと感じている、ジョエルの気持ちがまっすぐに伝わってきます。
ジョエルは「もうやめてくれ、記憶を消すのを止めてくれ」と懇願しますが、彼は眠ったままなのでその思いは博士には伝わらず、クレメンタインについての記憶はどんどん消されていってしまいます。
そこでジョエルは記憶の中を彼女を連れて逃げ回るのですが、その映像がコミカルでもありシュールでもあり面白かったです。
大切な想い出が次々によみがえり、クレメンタインへの愛情を思い出すジョエル。
でもたちまちその記憶が消されていってしまうのは悲しいですね…。
ジョエルとクレメンタインはラストに追い詰められ、消されてしまう寸前に、「また会おう」と約束します。
そして全てを忘れて目覚めるのでした…
お互いのことを全て忘れてしまったジョエルとクレメンタインが、記憶の中で約束した通り、新たに浜辺で出会うことになる展開は素敵でした。
消えてしまった記憶の分、二人でまた新しく想い出を作っていってほしいと思いました。