華麗なるギャツビー 映画の英語の名言、セリフ、ネタバレあらすじ
華麗なるギャツビー(2012年)
レオナルド・ディカプリオ主演。
原作はスコット・フィッツジェラルドの名作「グレート・ギャツビー」という小説です。
自分の人生の夢の全てを、一つの恋愛に注ぎ込んだある男性の悲劇の物語。
崇高で、壮大で、ロマンティックで、ほとんど狂気に近いほどの純粋な愛情に、胸が締めつけられます。
映画「華麗なるギャツビー」のあらすじ、ネタバレあり
ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)とデイジー(キャリー・マリガン)は若い恋人同士。
二人は深く愛し合っていましたが、ギャツビーが兵役に行かなければならなくなり、彼らは別れ、音信が途絶えてしまいます。
デイジーはその後、トムというお金持ちと結婚し、娘も生まれてニューヨーク郊外の豪邸に住みます。
トムはしょっちゅう浮気をしていて、結婚生活は幸せなものとはいえません。
そこへギャツビーが5年ぶりに彼女の前に姿を現します。
彼はまだデイジーのことを愛し続けており、彼女を手に入れるために大金持ちになり、彼女の近くに豪邸を買い、彼女の好みそうな派手なパーティーを開いていることが明らかになります。
映画の英語の名言、セリフ
ギャツビーがデイジーに、豪邸を買ったのも、派手なパーティーも、
「全てのものは君のためだった」と告げるシーンのセリフです。
all along 初めからずっと
liking 好み
to your liking お好みに合わせて
「何かが君の気に入らなければ変えるよ」
そう言うギャツビーに、デイジーは
「何もかも完璧だわ」 perfect だと答えます。
それほどまでの愛情を示されて、感激するデイジー。
二人は昔のように恋人同士の関係になります。
でも、デイジーは既に結婚していて家庭があり、全く昔のままというわけにはいきません。
デイジーは夢を見るように「逃げられたらいいのに」と言います。そのセリフです。
respectable 立派な
That wouldn't be respectale. それは立派なことだとはいえないな。
「ただ楽しめればいい」と単なる情事のように二人の関係を考えるデイジー。
それに対して、ギャツビーは家庭を去って、一緒に住むことを彼女に要求します。
彼は完全な愛を求めており、デイジーの夫から隠れて会うだけでは不服なのでした。
友人のニックはギャツビーに「君はデイジーに多くを求めすぎている」と忠告します。
その会話のセリフです。
I wouldn't ask too much of~
僕なら多くを求めすぎないな。
of course you can.
もちろんできるとも。
ギャツビーのこの言葉が印象的でした。
もちろん過去を繰り返すことはできないのに、ギャツビーは純粋にそう信じ込んでいる。
でも5年間という時の流れはデイジーを出会った頃とは別の人間に変えてしまっていて、彼女には夫と娘があり、彼らのことも愛している。
過去の夢を追う気持ちからギャツビーと会うようになったデイジーですが、しだいに彼の愛情を負担に感じるようになります…
ギャツビーはデイジーに夫と別れて自分と一緒に暮らすように言います。
「君は今までに彼を愛したことなんてなかったんだ」と彼女に認めさせようとします。
それに対してデイジーは涙ながらに答えます。彼女のセリフです。
I can't help what's past. 過去をどうすることもできない。
ギャツビーの求める完全な愛情は、弱く脆い存在である生身のデイジーには受け止めることが出来なかったのですね…
彼は最後までデイジーを愛し続けますが、彼女を失うのとともに、彼の夢やそれまでに築き上げてきた人生全てが崩壊してしまうことになります。
青年時代の美しい純粋な夢を、生涯希求し続けたギャツビーの物語が、切なく胸を打ちます。