映画の英語の名セリフ、名言集。おすすめ洋画のあらすじ

映画の英語の名セリフ、名言を紹介するブログです。洋画の印象的な名シーンや名場面の会話の英語の台詞とフレーズを解説しています。感動ドラマ、泣ける映画、恋愛映画、コメディ、名作映画のストーリーのあらすじ(ネタバレ)、評価や感想を書いています。英語の勉強も。

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ストレイト・ストーリー 映画の英語の名言、セリフ、あらすじ(ネタバレ)、レビュー

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THE STRAIGHT STORY (1999)

ストレイト・ストーリー

 

デヴィッド・リンチ監督作品。

73歳のお爺ちゃんが主人公です。

足腰も弱り、車の運転もできないのに、500キロも離れたところに住んでいる兄が心臓発作で倒れたと聞き、トラクターに乗って会いにいくというロード・ムービー。

夕日が当たり、金色に輝く小麦畑など、広大なアメリカの地方の風景が美しかったです。

お爺ちゃんが旅の道中で出会う人々もそれぞれに物語があって魅力的でした。

 

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映画のあらすじ(ネタバレあり)

 

アルヴィン(リチャード・ファーンズワース)は73歳、アイオワ州のローレンスに娘のローズ(シシー・スペイセク)と2人で穏やかに暮らしています。

 

ある日、ウィスコンシンに住む兄が心臓発作で倒れたという知らせを聞き、ショックをアルヴィンはショックを受けます。

その兄とは10年も仲違いをして会わずにいたようです。

アルヴィンは兄に会いに行こうと決心をします。

 

でも足腰が弱り、車の運転もできないアルヴィン。

彼は時速8キロのトラクターに乗り、ノロノロ運転で途方もない旅に出ることにします。

 

英語の名言・セリフ

 

娘のローズはそんなアルヴィンのことを心配して止めようとします。

彼女のセリフです。

 

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 hardly                   ほとんど~できない

 

 

心配するローズに対して、アルヴィンが答えるセリフです。

 

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gotta        =have to          ~しなければいけない

 

on my own       自力で、自分自身で

 

 

誰かに車で送ってもらったのでは意味がない。

「この旅を自分自身でしなければいけないんだ」とアルヴィンは静かに決意を込めて言います。

その「自分自身の力で」 on my own  という所が彼にとって重要なんだろうなと思いました。

 

そしてアルヴィンは娘や周囲の友人達が心配する中、たった一人おんぼろのトラクターに乗り込んで、広大なアメリカの土地を旅していきます。

 

途中で彼は、家出してきた少女や、自転車レースの選手達など、様々な人々に出会います。

トラクターのエンジンが故障したときも、その土地に住む人達の力を借りて、何とか旅を続けることが出来ます。

 

人々は彼のことを心配し、「なぜ旅をしているんだ?」と尋ねます。

アルヴィンは「兄に会いに行くためだ」と説明をします。

そのアルヴィンのセリフです。

 

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on earth           この地上で

 

unforgivable        許しがたい

 

put ~ behind            ~を忘れる

 

10年仲違いをしたままの兄・ライルに対する気持ちが表れているセリフですね。

 

「昔のことは忘れて兄と和解したい」というアルヴィン。

さらに彼はこう言います。

 

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make peace        和解する

 

so long ago         ずっと昔に

 

「ただ一緒に座って星を見上げたい」

アルヴィンのこの言葉が印象的でした。

 

そしてラストにようやくアルヴィンはライルの家にたどり着きます。

 

言葉のない兄弟の再会。

でも彼らの表情から、お互いを思う気持ちがとても伝わってきて、じんとしました。

ライルはおんぼろのトラクターを見て、アルヴィンがひどく苦労して自分を訪ねてきてくれたことを知るのですね。

ライルはずっとアルヴィンのことを待っていたのかもしれないなと思いました。

味わい深く、素晴らしいラストだと思います。