ティファニーで朝食を 映画の英語のセリフと名言、解説、ネタバレあらすじ
ティファニーで朝食を
(1961年)
オードリー・ヘップバーン主演のおしゃれな都会のラブストーリー。
冒頭で、早朝にまだ開店していないティファニーのウィンドウを眺めながら、オードリーがクロワッサンをかじるシーンが素敵です。
バックに流れるムーン・リバーも映画全体の雰囲気に合っていて最高です☆
オードリー・ヘップバーンが小鳥のように自由奔放なヒロインをとても魅力的に演じています。
彼女を優しく見守るジョージ・ペパードも温かみがあって適役でした。
映画「ティファニーで朝食を」のあらすじ、ネタバレあり
作家を目指すポール(ジョージ・ペパード)はニューヨークのあるアパートに越してきた日、隣人のホリー(オードリー・ヘップバーン)に出会います。
彼女の持つ、常識にとらわれない自由で気ままな雰囲気に魅了されるポール。
一方で、ホリーもまた気の優しい青年であるポールに自分の弟のフレッドを重ね合わせ、彼に親密な好意を抱きます。
彼らはすぐに意気投合して仲の良い友人同士に。
ホリーは夜な夜なパーティーに出かけ、様々な男性と付き合い、お金持ちと結婚することを目標にしています。
それでいて彼女は子どものように純粋で率直で、人生に対して叶わぬ夢を見ているかのようなところがあります。
英語のセリフと名言、解説
ホリーは部屋に最小限の物しか置かず、家具もほとんど持っていません。
猫を飼っているけれど、名前をつけていません。
猫に名前をつけない理由について彼女は説明します。
彼女の英語のセリフです。
right 権利
belong to ~ ~に属する
We are not belong to each other.
ここでは、私と猫はお互いのものではない、という意味。
the place me and things go together
ユニークな表現ですが、物事がうまくいく場所、というニュアンスでしょうか。
正しい場所を見つけるまでは何も所有したくないから、猫にも名前をつけないというホリー。
次に、自分がなぜティファニーが好きなのか、彼女がそれを説明するときのセリフです。
彼女は時々どうしようもなく不安な気持ちになることがある、と言います。
calm down 落ち着かせる
right away ただちに
proud 誇らしげな
不安な気持ちにとらわれた時には、ティファニーへ行くと落ち着く。
いつかティファニーのような場所を見つけることができたら、家具を買って猫に名前をつけるの、と彼女は夢見るようにうっとりと言います。
ホリーにとってティファニーは、彼女の夢を体現しているかのような場所なのですね。
彼女はその夢を求め続けますが、現実はうまくいかない…。
彼女の情熱があまりに純粋なので、切なさを感じてしまいます。
ホリーがギターを持って「ムーン・リバー」を歌うシーンが印象的でした。
彼女は「何にもとらわれたくない」と未知の世界を夢見るあまり、本当に自分の心が愛しているものを失ってしまいそうになります。
カポーティの原作の小説では、ホリーはいつまでも叶わぬ夢を追いかけ続けることになりますが、この映画では違ったエンディングを迎えます。
おしゃれな映画としてうまくまとめられてしまったような感じはありますが、映画は小説とはまた別物として、面白かったです^^